インフルエンザは老若男女問わず発症の可能性があります。日本でも特定の時期になると爆発的に感染が広がることは周知の事実ですが、予防接種以外にも様々な対策があるのは知っていますか?

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違和感の段階でインフルエンザ検査キットを使う

 インフルエンザの検査キットは、ここ数年で目覚ましい進歩を遂げました。従来は、ある程度感染から時間が経過していないと感染の有無を調べることはできませんでした。しかし、現在では感染のごく初期に、感染したかどうかを判断することが可能になっています。はっきりした症状が出る前の、違和感の段階で受診しても、感染の有無がわかるので、早期発見、早期治療が可能となりました。
 インフルエンザの特効薬と言われる薬には、感染のごく初期に使わないと効果がないものが数多くあります。ウィルスがある程度増殖してからでしか、感染の有無がわからない状況では、特効薬を使える機会も失われがちです。感染してすぐに判別できれば、特効薬を使える機会も増えるでしょう。
 インフルエンザのはっきりした症状が出てからだと、医療機関に出かけて受診するのも困難なことがあります。むしろ安静にして寝ていたほうが、予後がいいこともあるでしょう。しかし、違和感程度の段階で感染したことを把握できれば、家族に移さないよう対策をとることも可能になりますし、特効薬の使用によって、ウィルスの増殖が抑えられる可能性もあります。早期発見できるようになったのは、画期的なことでしょう。検査キットは、日本のフィルムメーカーが開発したものです。検査結果を出す機械もコンパクトで、他の検査機関に回して調べなくても済むので、患者は受診したその場で結果を知ることができます。以前は医者の勘で診断されることもあり、100%確実とは言えませんでしたが、検査キットと診断装置を使ったこの方法であれは確実です。夏にインフルエンザの集団感染があるという事実も、検査キットの使用で判明したことです。

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インフルエンザの治療薬アビガンは、解熱後でも使える

 インフルエンザに感染すると、早い時期から高熱が出ます。これはウィルスという異物を攻撃し、駆除するべく免疫細胞を活性化させるためです。免疫システムは、体温が高いほど活性化します。インフルエンザウィルスという強毒性の異物の侵入があり、増殖し始めたら免疫細胞をフル稼働させなくてはなりません。そのため、高熱が出るのは望ましいことで、解熱剤を使用して熱を下げるなどもっての他です。インフルエンザの特効薬と言われる新薬には、感染から48時間から78時間後までに服用しないと効果がない薬が少なくありません。その時期は、最も高熱が出ているときでもあります。外出するのが困難なこともあり、なかなか適切な時期に服用するのは難しい面があります。
 アビガンなら、数日経過した解熱後でも、服用することで効果を得ることができます。インフルエンザウィルスは遺伝子と膜しかないため、栄養もエネルギーも他の生物に寄生して得ています。寄生した生物の細胞内に入り込み、核にとりついて、自分の遺伝子を複製させます。たくさん複製させて、複製された遺伝子らはそれぞれ細胞から出て行き、他の細胞に入り込んでまた同じことを繰り返し、どんどん増えて行きます。感染初期に服用する新薬は、複製されたウィルスが細胞から出て行けなくする薬ですが、アビガンは、複製作業をできなくする薬です。そのため、いつ飲んでも効果を得ることができます。治りかけの時期に飲んでも効果があります。複製ができないということは、複製されたウィルスを駆除する必要がなくなるということですから、免疫システムの疲弊を防ぐことができ、回復が早まることが期待できます。感染初期にしか効果がないということで、受診を見合わせる必要はなくなりました。

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2016年都内インフルエンザ感染状況は2月がピーク

 都内の2016年インフルエンザ感染状況では、2月第一週がピークでした。1月第一週まではほとんど流行は見られませんでしたが、二週目から感染者が増え始め、第三週になると爆発的な増え方をします。月末にはピークに迫り、2月第一週に警報が出ました。流行のピークは例年この時期ですが、2014年から2015年にかけてだけは、12月後半にピークを迎えました。2月は受験シーズンですから、この時期にインフルエンザの流行のピークを迎えるのは非常に好ましくないことです。
 集団感染が最も起こりやすいのは小学校で、次が保育所となっています。年齢が低く、集団で過ごす時間が長いほど、集団感染の危険が高いことがわかります。今後は新型インフルエンザの流行も予想されますので、小さな子供には十分注意してあげたいものです。
 インフルエンザウィルスの型は、2015年から2016年にかけてと、その一年前のシーズンではかなり違います。一年前は、A香港型が76%を占めていました。しかし、2015年冬から2016年にかけてはA香港型はわずか26%で、56%は2009年に新型インフルエンザとして登場した型でした。前年にはその型の感染は、0.6%しか見られませんでした。一度インフルエンザにかかると、型が同一であれば免疫が効きますので、そうしたことの結果でしょう。違う型だと免疫が効かないので、翌年もインフルエンザにかかります。どちらの年度も、ソ連型は0%でした。しかし、2009年の新型のように。ほとんど流行ていなかった型が、翌年には過半数を占めることもありますので、いつまたソ連型が流行するかわかりません。ウィルスの型の予測をするのは非常に難しいことです。

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流行のピークに悪寒がしたらインフルエンザ感染を疑う

 インフルエンザに感染すると、頭痛がしたり、筋肉痛になったり、喉が痛くなったりもしますが、急に高熱が出るため悪寒がすることもよくあります。流行のピークの時期にこれらの症状があったら、インフルエンザに感染したものと諦め、5日間は自宅で安静にしていることです。医者に行くという選択肢もありますが、特効薬と呼ばれる薬は、感染のごく初期に投与しないと効果がないことがほとんどで、その時点で受診してもすでに手遅れである可能性もあります。その時期に病院に行くと、さまざまな感染症がうつる危険もあります。それに、特効薬と呼ばれる薬の投与が間に合ったとして、期待できる効果は、治癒までの期間を1日か2日短縮できるという程度です。老人や子供の場合は、抵抗力が弱いので、受診することに意味はあるかもしれませんが、普通に免疫力のある成人なら、家で寝ていたほうがいいことも多いです。
 インフルエンザ対策では、普段から免疫力を上げておくことが大事ですが、流行のピークの時期に人混みの中に出たら、いかに免疫力が高くても、感染を防ぐことは容易ではありません。しかし、感染後に悪化させないことは可能です。喫煙や受動喫煙で普段から気道や肺の細胞を傷つけていると、肺炎球菌による肺炎を併発しやすくなりますし、他の合併症にもなりやすくなります。喫煙は非常に免疫力も下げますので、子供や老人に受動喫煙させないようにすることが大事です。普段から喫煙を避け、良質なたんぱく質を摂取し、日光浴をおこない、朝食を摂って体温を上げておくと、免疫力はアップします。インフルエンザに感染しても、免疫システムがウィルスを駆除することができるため、悪化させずに済みます。
 

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インフルエンザの血液検査と医療機関購入の検査キット

 インフルエンザの検査は以前に比べてずいぶん早く、確実におこなわれるようになりました。検査キットは医療機関が購入できるものです。患者は医療機関で検査を受けますが、血液検査ではなく、鼻やのどから粘膜や鼻汁を採取しての検査となります。検査結果が出るまでは10分から15分程度です。検査の結果、感染していないということになっても、患者の身近に感染者がいたりすると、医者の判断で翌日も検査に来るよう言われることがあります。翌日の検査で感染が判明することもよくあります。前日はまだウィルスがさほど増殖していないため、検出できなかったわけで、翌日にウィルスの数が検出可能なほど増えたということになります。翌日は症状もひどくなっているはずで、再度の受診は患者にも負担が大きいですが、現在普及している検査方法ではこうしたことが珍しくありません。感染後間もない時期でも、正確な判定ができる技術も開発されていますので、その技術を使った検査方法の普及が待たれます。
 ただ、昔は医者の勘で感染の有無を判断していたこともあったので、その頃に比べれば、科学的に、正確に判定されるようになっています。出社、出席に関わる問題ですから、正確な判定が求められます。
 インフルエンザの感染の有無を早期に知ることは、その後の治療にとっても大事なことです。最近用いられるようになった特効薬は、発熱から12時間後に使用しないと効果が得られないとする見解もあります。ウィルスの増殖を防ぐ薬であるため、増殖し切った後に服用しても、意味がないからです。感染直後に服用できれば、高熱も出ずに済みますし、治りも早くなることが期待できます。それもあって、より早く感染の有無が判定できる状況が望まれます。

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完全治療法のないインフルエンザは流行観測情報で予防

 インフルエンザに感染すると、治癒まで5日程度は要します。最近は特効薬と呼ばれるものも使われていますが、副作用が重篤になることもあり、治癒までの日数を1日程度短縮するためであれば、あまり効率のいい選択とは言えません。感染のごく初期に受診することも必要で、治療の時にはすでに手遅れであることも少なくなく、安静が必要なその時期に外出して受診するよりも、家で暖かくして寝ていたほうが結果的にいいこともあります。
 インフルエンザはウィルス性の風邪の一種なので、自己免疫力によってウィルスを徐々に死滅させていくことが可能で、ほとんどの場合、栄養を摂って安静にしているだけで治癒します。高熱は出ますが、それは免疫システムが活発化し、ウィルスと戦っている証なので、解熱剤を使う必要はありません。40度程度なら、3日もすれば必ず熱は下がります。
 副作用の心配がない特効薬は残念ながらまだないので、インフルエンザには感染しないことが何よりも大事です。国や都道府県のホームページでは、流行の観測情報などが随時発表されますので、そうしたところで流行状況を把握し、対策をとることです。必要がない場合は、なるべく人混みの中には出ないこと、可能であれば流行時期の前に食料の買い出しを済ませておき、人との接触を避けることが大事です。抵抗力のない老人の場合は特にそうです。それで感染はほぼ防げます。 抵抗力のある大人でも、感染者のそばに行けばほぼうつります。
 副作用のない治療方法がいまだない以上、感染したら、頼みは自分の免疫力だけです。新型でもない限り、暖かくして栄養を摂り、安静にしていれば5日後には治癒します。1日でも2日でも早く回復したいからと薬に頼ると、副作用でかえって悪化する危険があります。

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プラズマ乳酸菌でインフルエンザの悪化を防ぐ

 プラズマ乳酸菌には、インフルエンザの症状悪化を防ぐ働きのあることが確認されています。プラズマ乳酸菌は、日本の食品会社が研究中の乳酸菌です。ウィルスを攻撃する免疫システムの司令塔を活性化させることが可能とされ、インフルエンザの治療にも効果を発揮することが期待されています。
 治験では、プラズマ乳酸菌を摂取すると、重篤な咳やのどの痛みを半分以上減らすことができています。インフルエンザウィルスは鼻やのどの粘膜から感染しますので、ここが痛むことを防げるということは、非常に好ましい成果と言えるでしょう。平素から摂取すると、免疫力アップが図れますので、早く商品化され、手軽に摂取できるようになることが望まれます。
 インフルエンザの治療には、インフルエンザウィルスそのものに着目し、ウィルスを死滅させたり無力化したりする薬で対処する方法と、免疫力アップを図る方法とがありますが、プラズマ乳酸菌の摂取は後者のほうです。ウィルスを直接攻撃する薬だと、体の他の細胞にも害がある場合もあり、免疫システムを混乱させることもありますので、体全体を見ての免疫力アップ対策は、理にかなったことともいえるでしょう。インフルエンザは強毒性ではありますが、ウィルス性の風邪であることに変わりはなく、正常な免疫機能があれば、薬を使わなくても自然治癒します。免疫力が弱っている場合は、長引いたり、他の病気を併発し、時に死に至ることもあります。そのため、重篤な症状に至るのを防げる態勢にしておくことが大事で、プラズマ乳酸菌には、今までの乳酸菌にはない、より効果的な働きがあるとされます。ウィルスを攻撃する免疫システムのおおもとに働きかけるというのがそれです。

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食事で行なうインフルエンザ予防

 インフルエンザは食事によっても、ある程度予防することができます。感染を防ぐために大事なことは、平熱を上げることです。体温1度で、免疫力は大きく違ってきます。平熱が35度台だと、インフルエンザのみならず、さまざまな感染症にかかりやすくなります。体温は、できれば36.5度以上に保っておきたいものです。
 体温を上げるのに効果的なのは、朝食を必ず摂ることです。朝食抜きだと、エネルギーが補給されないままなので、就寝中に下がっていた体温をなかなか上げることができません。感染症にかかりやすい、危険な状態が続くことになります。普段、朝食を摂らない人でも、インフルエンザの流行シーズンには、欠かさず朝食を摂るよう心がけましょう。
 食事内容も大事です。体を冷やす食品を避け、体を温める食品を多く摂るよう心がけましょう。良質なたんぱく質も欠かせません。免疫力をアップするためには、たんぱく質が必須です。肉、魚、卵を常に適量食べるようにしましょう。ビタミンDの摂取も大事です。ビタミンDの摂取で、インフルエンザへの感染率が低下するとの報告もなされています。ビタミンDは日光浴によっても体内でつくられますが、食品から摂取することもできます。キノコや魚に多く含まれています。ネバネバ食品と呼ばれるものにも、インフルエンザ予防効果があります。ネバネバ成分が、のどなどの粘膜を保護し、インフルエンザウィルスの侵入を防いでくれます。納豆や山芋、なめこなどを努めて食べると効果が期待できます。風邪予防のビタミンでもあるビタミンCを、欠かさず摂取することも不可欠です。ビタミンCは失われやすく、排出されやすいので、数時間おきに摂れるようにしておきましょう。

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インフルエンザ感染のしやすい場所とは

 インフルエンザ感染のしやすい場所は、流行シーズン中の人混みの中です。その時期に人混みに出なければならない場合、感染を防ぐのは至難の業です。感染して当然の状況ですので、覚悟はしておいたほうが無難です。
 乾燥した寒い場所でも感染確率は上がります。インフルエンザウィルスは、湿度が高いと弱ったり死滅したりしますが、寒くて乾燥した場所では勢いが増し、増殖します。帰宅後は、外出中に衣服や髪などにウィルスが付着しているものと考え、加湿器などを使って室内の湿度を上げることが大事です。部屋の温度を上げると、それだけで湿度は下がり、乾燥します。乾燥した状況ではインフルエンザウィルスが活発化し、感染する確率が高まります。湿度を高く保ち、部屋に持ち込まれたインフルエンザウィルスを早めに死滅させることが大事です。
 子供と接触する機会の多い場所も、感染しやすい場所の代表例です。毎年のように学級閉鎖がおこなわれているように、児童、生徒はインフルエンザに感染しやすい環境にあるので、子どもにインフルエンザウィルスが付着している可能性は極めて高いと言えます。前の年に感染していて、それと同じ型のウィルスであれば、症状が現れないこともありますが、インフルエンザウィルスは突然変異しやすいので、油断は禁物です。
 インフルエンザの流行のピークである時期は、不要の外出はできたら避けるべきです。買い物程度でも、感染する可能性は十分あります。流行の兆しが出たら、保存の効く食べ物を買い込んでおき、流行のピーク時には外出せずに済ますのが一番です。可能なら、ぜひともそうするべきでしょう。引退後の老人などは、抵抗力も弱っていますので、特に外出自粛が望まれます。

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