インフルエンザは老若男女問わず発症の可能性があります。日本でも特定の時期になると爆発的に感染が広がることは周知の事実ですが、予防接種以外にも様々な対策があるのは知っていますか?

2016年都内インフルエンザ感染状況は2月がピーク

 都内の2016年インフルエンザ感染状況では、2月第一週がピークでした。1月第一週まではほとんど流行は見られませんでしたが、二週目から感染者が増え始め、第三週になると爆発的な増え方をします。月末にはピークに迫り、2月第一週に警報が出ました。流行のピークは例年この時期ですが、2014年から2015年にかけてだけは、12月後半にピークを迎えました。2月は受験シーズンですから、この時期にインフルエンザの流行のピークを迎えるのは非常に好ましくないことです。
 集団感染が最も起こりやすいのは小学校で、次が保育所となっています。年齢が低く、集団で過ごす時間が長いほど、集団感染の危険が高いことがわかります。今後は新型インフルエンザの流行も予想されますので、小さな子供には十分注意してあげたいものです。
 インフルエンザウィルスの型は、2015年から2016年にかけてと、その一年前のシーズンではかなり違います。一年前は、A香港型が76%を占めていました。しかし、2015年冬から2016年にかけてはA香港型はわずか26%で、56%は2009年に新型インフルエンザとして登場した型でした。前年にはその型の感染は、0.6%しか見られませんでした。一度インフルエンザにかかると、型が同一であれば免疫が効きますので、そうしたことの結果でしょう。違う型だと免疫が効かないので、翌年もインフルエンザにかかります。どちらの年度も、ソ連型は0%でした。しかし、2009年の新型のように。ほとんど流行ていなかった型が、翌年には過半数を占めることもありますので、いつまたソ連型が流行するかわかりません。ウィルスの型の予測をするのは非常に難しいことです。