インフルエンザは老若男女問わず発症の可能性があります。日本でも特定の時期になると爆発的に感染が広がることは周知の事実ですが、予防接種以外にも様々な対策があるのは知っていますか?

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完全治療法のないインフルエンザは流行観測情報で予防

 インフルエンザに感染すると、治癒まで5日程度は要します。最近は特効薬と呼ばれるものも使われていますが、副作用が重篤になることもあり、治癒までの日数を1日程度短縮するためであれば、あまり効率のいい選択とは言えません。感染のごく初期に受診することも必要で、治療の時にはすでに手遅れであることも少なくなく、安静が必要なその時期に外出して受診するよりも、家で暖かくして寝ていたほうが結果的にいいこともあります。
 インフルエンザはウィルス性の風邪の一種なので、自己免疫力によってウィルスを徐々に死滅させていくことが可能で、ほとんどの場合、栄養を摂って安静にしているだけで治癒します。高熱は出ますが、それは免疫システムが活発化し、ウィルスと戦っている証なので、解熱剤を使う必要はありません。40度程度なら、3日もすれば必ず熱は下がります。
 副作用の心配がない特効薬は残念ながらまだないので、インフルエンザには感染しないことが何よりも大事です。国や都道府県のホームページでは、流行の観測情報などが随時発表されますので、そうしたところで流行状況を把握し、対策をとることです。必要がない場合は、なるべく人混みの中には出ないこと、可能であれば流行時期の前に食料の買い出しを済ませておき、人との接触を避けることが大事です。抵抗力のない老人の場合は特にそうです。それで感染はほぼ防げます。 抵抗力のある大人でも、感染者のそばに行けばほぼうつります。
 副作用のない治療方法がいまだない以上、感染したら、頼みは自分の免疫力だけです。新型でもない限り、暖かくして栄養を摂り、安静にしていれば5日後には治癒します。1日でも2日でも早く回復したいからと薬に頼ると、副作用でかえって悪化する危険があります。

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